決定しやすい判断がいい結論ではない [ 仕事に役立つ言葉]
前の記事を読んだ友達から、昨晩メールが来ました。
「なんだか、私がえらそうな人みたいじゃない?」
しまった、彼女にブログを教えたことすっかり忘れていた
でも、ま、いいか。彼女の記憶は優先度で最適化されているから。
つまり、優先度の高いことしか記憶されないようになっている。
彼女には「自分は何をするか」が大切で、「他人がどうか」は優先度低。
(他人の批判はちゃんと聞くが、自分の軸がぶれることはない)
今日にはもう、絶対忘れている
ちゃんと読んでますよ。彼女にもらった、『図で読み解く!ドラッカー理論』
今朝は、お風呂の中で読んでいて、のぼせちゃったくらいですから。
(お風呂の中は気が散らないので、読書に最適)
まず、著者の言う通り、これは「著者が考えるドラッカー理論」に過ぎないことを留意。
1次ソースと、2次ソースの切り分けは大事。
出来るだけ1次ソースに当たる、1つの2次ソースで決めない、は仕事の基本ですね。
この本を読んだら、1次ソース(ドラッカーの本)に行きますよ。(多分...)
しかし、サクサク読める。ということは何か足りない?
「あまりにも偉大な人物の言葉に接すると、そこで思考停止してしまうというマイナス面もあります。」「自分たちがドラッカーの頭脳を借りて、独自の考え方を構築すればよい」
そう、最終目的は自分の頭で考えられるようになること。知識をつけることではない。
私には耳が痛いセリフだ。
ということで、出来るだけ自分の身近な事象で実感するようにしなくては。
(これは3次ソースなので、みなさんも自分の頭で考えてくださいね)
今日納得した言葉 『意見の対立を見ないときは決定しない』
正しい決定は相反する意見や異なる視点の衝突から生まれる。
したがって必要なのは、意見の一致ではなく不一致であり、(議論なく)全員の意見が一致した場合は決定すべきではない
「全員一致の時は、決定しない」は、ユダヤ教の教えにもあるそうです。
「過剰な自粛問題」を経験した今の日本人には、納得できる言葉ではないでしょうか。
みんなが一気に自粛に流れた時には、
「経済が萎縮すると、復興を支えることも出来なくなる」
という、重大な見落としがあった訳ですから。
これからは、私の意見に反対した人に感謝するようにしないとね。
「お~、私とは違う視点を提供してくれた」と。(感謝と納得は別だけど。)
もうひとつ『決定しやすい判断がいい結論ではない』
意思決定においては「どんな決定が受け入れられやすいか」「反対意見が少ない決定はどれか」といった観点からスタートしてはいけない
過剰な自粛の時は、まさにこの観点から判断した人が多かったのではないかと。
つまり、私を含め皆が「何が正しいことか?」という真っ当な検討から逃げていた可能性がある。
あぁ、やっぱり『これからの「正義」の話をしよう』も読まないと駄目?
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