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寿命が延びて何をする? [ 将来のこと・老後のこと]
11/19の朝日新聞の「オピニオン」に載っていた生物学者の本川達雄さんの話。
体は使っていれば、すり切れてガタが来るに決まっています。生きているのも大変だし、エネルギーも余計に使う。だったら定期的にまっさらの新しい個体、つまり子どもをつくっちゃおうと。適当なところですっと消えて、子どもに譲る。そうすれば、「私」は次の世代として生きていくことになります。それが生物が続いていくやり方です。
生物学的には、人間も次世代を産む能力があるところまでが本来の部分で、老後は医療や科学技術が作り出した命です。子どもをつくって、子どもが暮らしやすい社会をつくるならいいのですが、現実には老後を支える膨大なお金やエネルギーは、若者が負担しています。お年寄りに優しい長寿社会は、裏を返せば若者いじめの社会なんです。親が生きながらえて次世代を圧迫するのは、まずいんじゃないでしょうか。生物学者として、私はそうした議論が可能だと思っています。
お肌のターンオーバーのように人類全体から見れば細胞に当たる「人」が入れ替わることによって、人類の安定が維持されているってことね。
この前知ったけれど40歳の異称は「初老」だし、信長のころは「人生50年」だったそうだし。
ということは、私もそろそろ本来の生物学的寿命を全うする時期
私は子どもを産んでいないので、『「私」は次の世代としていきていくこと』が出来ないのかしらん?
生物学的にはそうでしょうが、きっと人間なら生物学的以外の領域があるはず
(本川先生も、「生物学的」と限定して仰っているから)
つまり、医療や科学技術などの「知識」によって現代の人間にのみ与えられた、生物学的な寿命を越えた命の部分(老後)をどう生きるか、人間の「知恵」が問われているってことなのね。
そう考えれば、次の世代のことをも考えた行動をすることによって、『「私」は次の世代としていきていくこと』ができるようになるのかも。
であれば、子どもを産んでいない私は、産んでいる人たちよりもっと真剣に次の世代のことを考えたいと思う。
まぁ、自分のことで精一杯な私がこんな大そうなことを考えるのもなんですが
次の世代のことを考えた行動なんて、「下を育てる」など会社生活でもあることだし。
こんな私にも出来ることがあるはず。
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人間であるからこそ、次につなげる何かを考えるのが大切であって、
寿命云々はどうなんでしょうと?一般人は思うわけですが、
学者先生のお話も、真理を突いているわけですし・・・
まぁ、人間臭く、ジタバタしてみます。^^;
by やまだ (2011-11-20 23:33)
>やまださん
そうそう、人間は他の生物と同列ではないですからね。
ただ、現在の老人とその予備軍は、果たして「次の世代」のことを
真剣に考えているか?
「すっと消えて」は難しいにしても、せめて「次の世代」のことを
ちゃんと考えた行動をしたいです。
それがないと、人類は生物として存続できなくなるのかも。
そうだとしたら、現在の老人とその予備軍の責任は重大なのかもね。
まぁ、現在の先進国が滅んで、新興国がその穴を埋めるから
人類は大丈夫という可能性も大いにありますが^^;
by ゆう (2011-11-21 00:19)