「あなたのため」という言い訳 [ 理想のわたし・ダメなわたし]
GWは始まったばかりですが、私のGWの予定イベントは昨日の渋谷ヒカリエで終了です。
4月下旬から体調を崩しやすく、そこで無理をするとGW中寝ていることが多いので、
GWはゆっくり休むものと決めています。
どこに行っても人が多くて、疲れるだけですから。
そんなわけで、今日はゆっくりおうちでテレビなぞ見ていました。
「サンデージャポン」では、亀岡市交通事故の加害者である少年の父に被害者の連絡先などが
警察などから漏れましたが、父親の行動について杉村太蔵さんとテリー伊藤さんの意見が対立
していました。
杉村さんは「加害者側の立場なら真っ先に謝りたいと思うのは当然」と肯定的。テリーさんは
「相手に対して謝罪したいって気持ちは、自分の気持ちをおさめたいだけだ」と否定的。
テリーさんは「相手の状態が整うまで、耐えて待つのが筋だ」のようなことを言っていました。
※録画していたわけではないので、正確ではないかもしれませんが、趣旨はこんな感じでした。
私は、テリーさんの意見に賛成です。
「謝罪」というのは被害を受けた側のためであり、その気持ちを一番に考えるべきこと。
とにかく謝らなければ気がすまないというのは、わがまま・自己中心的以外の何者でもない。
しかも電話で謝るなんて、なんて安易な方法なんでしょう。真剣さが伝わらない。
その大事なポイントを、杉村さんは分かっていないと思います。
だから…(以下省略)
最近は、このように「あなたのため」を装いながら、本来自分が背負うべき負担を相手に
背負わせようとする行為が多い気がします。
余計な負担を背負うこと=賢くない・負けというイメージで、きれいごとを並べながらも、
負担を押し付け合う傾向があるのではないでしょうか。
私も、人のためと言いながら実は自分のためだったかもと、思い当たることがあります。
GWが始まったばかりなのに、重い話になってしまいました。
しかし、社会が人と人とのつながりで成り立っている以上、相手を思いやるとはどういうことか
と真剣に考えるのは無駄ではないはず。
せっかくGWで時間があるんだから、もう一度この本をじっくり読んでみよう。
この本では、「ケアとは、他者の成長・自己実現を助けること」とされています。
うん!同感です!!!
ただ、1個意見が違うのは、「最近は」ではないこと。
昔からだと思います。ただ、昔の日本はお節介当然だったから、
それが許されていただけのような気がします。
by ChatBleu (2012-04-29 20:35)
>ChatBleuさん
鋭い!
昔は、上下関係がはっきりしていたので、取り繕うことなく一方的に
負担を押し付けていたんですよね。
最近は、表面上はみなが平等になってきたので、あなたのためという
もっともらしい理由をつけて負担を押し付けてくる。
今話題の「母と娘」問題も、同じ根っこを感じます。
by ゆう (2012-04-29 23:55)