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失敗はちゃんと反省しないとね [ おすすめ本]
図書館で予約していた本が、ようやく貸し出しになりました。
申し込みから2ヶ月以上かかったので、なかなか人気のようです。
「失敗の本質」という大東亜戦争での日本軍の問題点を分析した名著をベースにした本ですが、サブタイトルにあるように現代日本の組織についても同じ問題点があるとの指摘がメインです。
- 上層部が、現場を活用できない
(自分の理解できない新しいことを馬鹿にしたり、現場の優秀な人間の意見を聞かない) - 論理的に分析できないので、型通り(前例の繰り返し)のことしか出来ず、失敗する
- 論理的思考より、集団の空気で物事が決まる
- 都合の悪い情報は無視する
(「こうあってほしい」という幻想が共有される)
などなど、そうだそうだと感じることばかり。
戦争であれほど多大な犠牲を払ったのに、日本人が何も学習していなかったという事実に愕然とします。
失敗を避けるための重要なポイントとして、戦略と人事評価制度が挙げられています。
戦略は当然だけれど、人事評価も組織構成員に送る重要なメッセージになるそうです。
確かに人事評価はモチベーションに直結する問題ですが、場の空気と同じで感情で動く日本人にはなかなか難しい問題なのかもしれません。
日本文化論として、色々考えさせられる項目がありました。(特に集団の空気に関して)
「失敗の本質」を読んでみようという気になります。
【関連記事】
別ブログですが、この本の「戦略」に関する記述を簡単にまとめています。
・「戦略」なんて関係ない?
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お!これは面白そう。
いっぱいうなずくところがありそうです。
by ChatBleu (2012-07-26 22:29)
今日まさに、一蓮托生で他の部署の失敗について
延々とお説教をくらいました。読んで勉強しようかな^^;
by みずき (2012-07-26 22:54)
>ChatBleuさん
このままでは日本の企業は日本軍みたいな末路になるのかと思うと、ホント恐ろしいです…
by ゆう (2012-07-27 19:10)
>みずきさん
連帯責任って責任の曖昧化(=上の怠慢)だと、私は思います。
周りにも責任があるというのなら、何をすべきだったのかハッキリして欲しい。
そしてそれが周りの仕事だというなら、その仕事分の賃金を払っているかも考えて欲しい。
その上でお前の責任だと言われるなら、話になりますが。
by ゆう (2012-07-27 19:15)