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苦しみつつ、なおはたらけ [  仕事に役立つ言葉]

今日は成人式だというのに、あいにくの雪。
振袖の女性にはかわいそうな天気になりました。

成人の日といって私が思い浮かべるのは、サントリーの新聞広告。
毎年、新成人へ向けたエッセイが掲載されます。
(同じシリーズで、入社式のある4月1日に新社会人に向けたエッセイもあり。)
今年も伊集院静さんのエッセイ「二十歳の元気」が載っています。
ホント、うつむく大人であふれている日本を二十歳の元気で変えてほしいものです。
大人もうつむいていないで頑張らなければいけませんが。

もっともこのシリーズは若者より2回目の成人式くらいの年代の方が共感できるかも。
実際、私が学生の時に父親がえらく気に入っていました。
(当時は、伊集院静さんではなく山口瞳さんのエッセイでしたが。)
その時の私は「ふ~ん」くらいしか思わなかったですが、今は毎年響くものがあります。

なので、今、山口瞳さんのエッセイを読んでみたい気がします。
伊集院静さんのエッセイは本になっていますが、山口瞳さんのは絶版みたい。
そこで山口さんの文章をネットで検索してみると、こんな文が見つかりました。
成人式ではなく、入社式向けみたいですが。

『苦しみつつ、なおはたらけ
安住を求めるな、この世は巡礼である』
働くのは会社のためでも家族のためでもない。
自分のためである。
失意のときは、この言葉を思いだしてくれ給え。
気楽な稼業だと思っていたら大間違いだ。
常に安住するな。
しかし、この言葉の本当の意味がわかるのは、四十歳、五十歳になってからだろう。

※若いときの山本周五郎先生を絶望から救ってくれたストリンドベリイの言葉だそうです。

私も最近やっと本当の意味が分かりかけてきたところかもしれません。

伊集院静の「贈る言葉」

 


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七星

若い頃の苦い経験は年を取ってから活かされています。
負ける事で、強くなれると思いますし、失敗することで、
後輩へ適切なアドバイスができると思っています。
成功話ばかりをされても、面白くないですし、今の現実
へのアドバイスに取れないと思います。
苦しみは将来の為の筋力作りかもしれませんね。

by 七星 (2013-01-14 20:48) 

ChatBleu

若い頃には若い頃にしかわからない感性があって、
年を取ると年を取ってからでないとわからない人生の深みってものが
あるような気がします。
by ChatBleu (2013-01-14 21:22) 

みずき

この世は巡礼である、かぁ・・・
重いですね。でも、真実かなぁなんて^^;
by みずき (2013-01-14 22:25) 

ゆう

>七星さん

失敗になれていない人は、ちょっとしたことで立ち直れなくなったり。
失敗の方が学ぶことが多いですものね。
同じ失敗を繰り返してはいけませんが^^;
by ゆう (2013-01-15 19:44) 

ゆう

>ChatBleuさん

経験がないゆえの純粋さ、経験があるゆえの思慮深さ。
どちらがよいというより、おのおのを生かす方法を考えるべきなんでしょうね。
経験者は経験に奢らず、若者の話にも耳を傾ける謙虚さが必要ってことかしら。
by ゆう (2013-01-15 19:48) 

ゆう

>みずきさん

色々な意味にとれそうな言葉ですよね、「巡礼」は。
苦しみもあるけれど、その先にはやはり喜びがあるはずで。
真摯な気持ちを忘れないようにしたいものです。
by ゆう (2013-01-15 19:55) 

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