素敵がいっぱい [ ちょっとだけ気になる]
昨日の朝日新聞のコラム「オトナになった女子たちへ」で、伊藤理佐さんが、
お父さんのちょっと素敵な木彫りの小物で埋め尽くされた実家を見て
「ちょっと素敵」が、たくさんありすぎて、なんていったらいいんだろう・・・
「おなかいっぱい」
な、感じ?
(中略)
「素敵」も量がだいじなんだなあと思う。「素敵」なのに、いっぱいあればいいってもんじゃないというのが不思議です。
と書いていました。
うん、よく分かる。
TV番組『美の巨人たち』でシスティーナ礼拝堂の回を見た後、次回の保津川図屏風の予告を見てこっちの方が心が落ち着くなぁと思ったことがあります。(その話は→★)
日本人の美意識には、空間を埋め尽くされると素敵だと思えなくなる傾向があるのかと。
しかし、最近の日本人には、そうではない人も多くなっているようです。
伊藤さんも例に挙げていますが、全身「ナチュラル」で埋め尽くされた格好の人などよく見かけます。
全身を「カワイイ」で固める人もいますし。
生活が洋式化されて、日本人の美意識が変わってきたのかな?とずっと思っていました。
でも、それだけではないのかも。
私も、時々暴走して「素敵」で空間を埋め尽くそうとすることがあります。
その時の自分を振り返ってみると、「好き~」という気持ちしかない気が。
が、我に返ってそういう自分を俯瞰(客観視)すると、「ちょっと多過ぎたかな…」と思います。
そういう厳しい眼があったほうが、美的には一段高いものが完成するのでしょう。
武道や茶道と同じように、日本の「美」には「道」があったりして。
しかし、今は「道」より、自分にとっての心地よさや「自己満足」が大切なのかも。
客観視なんて、仕事や人間関係で嫌というほどやっているし。
だから、自分の部屋やプライベートの服ぐらい存分にやらせてよ~となるのかも。
それで精神のバランスをとっているなら、いいことなのかもしれません。
周りからどう見えるかは別として。
これ、私も読みました!
確かに、空間の美ですねー。日本が得意とする美意識かも。
人生も、かもしれませんね。あまりがむしゃらに頑張るだけでなく、
ちょっとした隙間を作るのが大事かな。
by ChatBleu (2013-02-25 20:26)
何か分かる気がします。
ヨーロッパのお城やお屋敷の部屋って
壁紙も絨毯もどこもかしこも、って感じに
模様が入ってるし、絵画も壁一面に何枚も
飾るけど、日本は余白のある文化ですよね。
でも、わたしの部屋はごちゃごちゃしてます^^;
by みずき (2013-02-25 23:48)
初めまして
仙台在住です
またお邪魔させていただきますね
よろしくお願いします
by かーくん (2013-02-26 16:47)
>ChatBleuさん
「いっぱいあればいいってもんじゃない」は、何にでも言えそうですね。
力を抜けってことかしら?
by ゆう (2013-02-26 19:39)
>みずきさん
美しいと思えるかと、美しく出来るか、は別物ですよね~
私の部屋も、時々えらいことになっています^^;
by ゆう (2013-02-26 19:45)
>かーくんさん(呼び方が変かしら?)
はじめまして。
つたないブログですが、よろしくお願いします。
by ゆう (2013-02-26 19:46)