伝統の逆襲 [ おすすめ本]
忙しくなるほど本を読みたくなります。現実逃避かしら?
今回読んだ本は、こちらです。
著者の奥山清行さんは、フェラーリのデザインをしたこともあるカーデザイナー。
現在、山形の地場産業の活性化にも取り組んでいます。
NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出ていらしたこともありましたね。
この本には、日本の「ものづくり」を再生させるための現状分析と対策が書かれています。
心に響く言葉がたくさんありました。
ものづくりをする人(製造業)はもちろん、それ以外でも得るところが多いと思います。
特に印象に残った話は、この2つです。(まとめなので、ちょっと表現が違うかも)
◆ 日本を表現する2つのキーワード(=日本人のアドバンテージ)は「想像」と「犠牲」。
相手の置かれている状況・気持ちを想像する力は「創造力」に通じる。
短期的な効果を犠牲にして長期的な効果を選択できる。
日本の研ぎ澄まされた「美」はあるものを選択し、他を捨てる(=犠牲にする)ことで生まれた。
◆「もの」を創造するときは必ず、どこかで破壊行為が行われている。破壊行為を上回るだけの「もの」の価値がなければ、新しいものはつくってはならないのである。
2つ目は、ものを消費する立場としても心にグサリと来ました。
いいかもと思ってすぐに買って、使えないと言ってすぐ捨てる。
そういう傾向があったのではないか。
また時間の節約や省力のため、どうしても使い捨てのモノにお世話にならざるを得ない。
であれば、それで得た時間を有意義に使わなければならない。
得た時間を有意義に使えないなら、便利グッズは使ってはならない。
そういう意識はほとんどなかった...
何となく選んでいる生活に渇を入れてもらいました。
最近、物を生み出す仕事をしてないのですが、大事な考え方だなぁ、
と思います。でも、できないけど。。。
by ChatBleu (2014-01-26 20:07)
無難なものではなく、これはっ、っていう
新しいものを作るのは難しいです・・・
by みずき (2014-01-26 23:39)
とても勉強になりそうな一冊ですね。
読んでみたいなって思ってしまった私。ネットで探してみようかな。
by kataude (2014-01-27 10:02)
うぅぅぅぅうう、たくさんのモノたちに申し訳ございませんと言わなくちゃ(;-;)
うーん勉強になります。
>時間の節約や省力のため、どうしても使い捨てのモノにお世話にならざるを得ない。
であれば、それで得た時間を有意義に使わなければならない。
そうですよね、本当に・・・
たくさん便利になって、たくさん時間も出来たのに
その時間も無駄遣い(泣)
ちょっと本を読んで私も視点、変えないと!
しかしながら現実逃避に本を読むって、知的でいいなぁ
私なんて絶対にシャットダウンよ←寝る(笑)
by 凛 (2014-01-27 15:53)
>ChatBleuさん
さすが一流の人は違う。
普通はこんなこと考えもしないでしょう。
私も、少しでも出来るように頑張りたいです。
by ゆう (2014-01-27 18:45)
>みずきさん
本当に難しいです。
が、志くらいは高く...なんでしょうね。
by ゆう (2014-01-27 18:47)
>kataudeさん
厳しい指摘が多いですが、なるほど~と唸る言葉がたくさん。
渇を入れたいときには、特におすすめです!
by ゆう (2014-01-27 18:48)
>凛さん
現実逃避に本を読のは知的でもなんでもなく。
単にやるべきことをやらずにいるってことです。
しかもその後にシャットダウン←同じく寝る。
優先順位考えろ~、と自分でも思います^^;
by ゆう (2014-01-27 18:54)