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質問の仕方と選択肢は大切 [ ちょっとだけ気になる]
今朝の朝日新聞の『池上彰の新聞ななめ読み』は
集団的自衛権の各メディアの世論調査の結果がなぜ大きく違うように見えるのか
を分析していました。(無料登録すると全文が読めます→★)
朝日新聞・毎日新聞などは、圧倒的に「反対」が多数
読売新聞・産経新聞などは、圧倒的に「賛成」が多数
分析の結論は、「選択肢が違ったから」というものでした。
・ 賛成・反対の2択だと「反対」が多数
・ 全面的に賛成・必要最低限なら賛成・反対の3択だと「必要最低限なら賛成」が多数
だというのです。
各紙も、それぞれ原因を分析しています。
朝日新聞→★、産経新聞→★、毎日新聞→★
(大筋は同じですが、理由付けがちょっとずつ違うので面白いです。)
質問の仕方によって回答が変わるということは普段の生活でも感じます。
しかし、世論調査のような偏らないようある程度は配慮されたものでも、これほど差がでるとは。
仕事などでも、このようなアンケートをとることはあるでしょう。
選択肢に気をつけないと、相手の真意を取り違えることもあるのですね。
気をつけなくては。
ちなみに、
・ 賛成・反対・どちらともいえないの3択だと「どちらともいえない」が多数
というのが、現在の世論に一番近いのではないか、と池上さんは分析しています。
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なるほどねー。
今日、実は、とある記者さんからの取材を受けていたのですが、
自分が思っているように伝わるかな、とか不安でした。
こういう質問の仕方だと、誘導尋問っぽいですよね。
マスコミって難しいわ。
by ChatBleu (2014-05-31 20:11)
確かに。自分のことだけで考えても、例え単純な問題でも必ず何かの条件付きでのYESであったりNOであったりするものです。
他にも安楽死だったり死刑だったり、命が
係わってくるような問題は短絡的な二択では真意が汲み取れないですよね。
そして国民性。特に日本人にする質問には注意が必要かも。
by Sheepster (2014-06-01 01:51)
>ChatBleuさん
最近のマスコミは、結論ありきじゃないかと疑ってしまうような言動が目立つような。
マスコミだけでなく、日本人全体がそうなってきている?
時々、議論する意味があるのか?と思うことがあります。
議論じゃなくて、単なる言いあい、怒鳴りあいになっていたり^^;
by ゆう (2014-06-01 23:16)
>Sheepsterさん
ここは白、ここは黒、では境界線はグレーのどの位置?
ほとんどの問題(しかも大切な問題)は、こんな感じかも。
となると、細かくて丹念な論理的分析が必要なんですよね。
これは今の日本人が最も苦手とすることかも。
論理より感情が優先することが多いし、気が短くなっているし。
要するに考えることが嫌いになっているのではないかと不安です。
by ゆう (2014-06-01 23:23)