残された時間はわずか [ 将来のこと・老後のこと]
実家に帰るたびに、両親が年取っていくのを感じます。
歩くスピードが遅くなり、考えることを面倒くさがり、早く寝たり、昼間に長くウトウトしたり。
食が細く味覚も鈍感になり、新しいことチャレンジする気持ちがなくなっていたり。
2011年の日本人の平均寿命は、男性が80歳、女性が86歳だそうです。
私自身に残された時間を考えるとき、なんとなく平均寿命から考えていたのですが、
たぶん、そのだいぶ前にやりたいことをやれなくなるんですね。
(やりたいとも思わなくなるのかもしれません。)
そのようになったら、もう使うお金なんて少ないだろうから、元気なうちに使うのが
一番効率的なお金の使い方だと思います。
からだが動くうちに、自分に投資してやりたいことをやっておかないと、
からだが動かなくなった時に後悔しそうです。
うん、今こそ有意義にお金を使うべきなんだわ。
ただ、困るのが日本国の財政状況。
それを考えると、お金を使わない方向に考えが行ってしまう。
こうやって、日本の景気は悪くなるのかしら。
今が日本を立て直すラストチャンスで、ここで失敗したらリカバリ不能だと思うのに。
本当に、政治家の責任は大きい。
20・30年後の日本はどうあるべきなのか、ビジョンをきちんと語ってほしい。
経営計画を立てられない経営者なんて無用の長物だから、退場願います。
人間の欲 [ 将来のこと・老後のこと]
就職活動中の友達から、「決まりそう」とのメールが来ました。
彼女は物事をはっきり言うタイプのために上司から疎まれ、リストラされてしまいました。
縁の下の力持ち的働きをしていたのですが、それが分からない上司だったようです。
彼女がいなくなって残された人は苦労しているとの噂も聞きます。
能力のある彼女ですが、不景気なこのご時世、苦戦していました。
一時落ち込んでいたのですが、「いい機会だから」と前向きに捉えなおして、
自分の能力の棚卸し、やりたいことの明確化など意欲的に行っていました。
そんな中、「決まりそう」という状況にまで進んだそうなのです。
しかし、「決まりそう」になると煩悩が出て来たそうな。
受けるときは「仕事があるだけでありがたい」と思っていたのに、決まるかもとなると
「条件下げすぎたかしら」と思いだしたそうな。
若い人なら「条件より経験。よい経験を積めたら、会社を移ればいいんだし」と思う。
けれど、この年になるとそうは言い辛いところも。
が、この先、年金もらえるようになるのは先になりそうだし。
あと20年以上は働かなければならないかも知れないわけで。
まだまだ先は長いのね。(しみじみ)
それを考えると、私たちの年齢でもやはり大切なのは
「やりたいことが出来るか」「自分が成長できるか」「先につながるか」なのかも。
彼女も、20年先につながるお仕事につけますように。
なんて、人のこと心配している場合ではないのだが
将来に対する不安 [ 将来のこと・老後のこと]
今日は、専門学校時代の同期に会いました。
いつしか、昨日の朝日新聞記事の話題に。
単身女性 3割強が貧困
一番の原因は女性雇用者の54%を占める非正規雇用でしょう。
しかも、昔なら結婚して夫の扶養家族になって貧困から脱出していたものが、
現在では男性の収入も減少して男性が結婚を躊躇する状態だし。
彼女は、卒業後もずっとアルバイト生活。
一度も会社員になったことがありません。
アルバイトでは出会いも望めないので、結婚も無理だろうなぁと言っています。
「そんなことでどうする!もっと希望と野望を持て~」と言ってしまいましたが、
今の20代はこんな感じなのでしょうか?
まだまだ余裕があるのは親が支援しているから。
親の懐だって、これから厳しくなるんだよ~。
第一、親が死んだらどうするんだぁ?
なんて、他人のことを心配している状況じゃなかったわ。
年上な分、私の方が問題なのよ。
帰ってきてテレビをつけるとやっていたのが「報道特集」の53歳孤独死のお話。
親が亡くなってひとりになり、病気のため生活保護になり、最後は孤独死。
最近は、40代・50代の孤独死が多くなってきているんだそう。
ひぇ~。
リストラに遭っている女友達もいるし、いま正社員だったとしても今後どうなるか...
大学時代の男友達も、大企業に就職したが子会社出向→転籍なんてのがザラ。
結婚できたとしたって、それで安泰とは限らない。
これから先が不安になるが、とにかく自分の食い扶持は自分で稼がねば。
体を大切にしながら、また馬車馬のように働かなくてはいけないらしい。
せいぜい楽しんで働きましょうか。
(が、働くからには成果を上げねば...)
寿命が延びて何をする? [ 将来のこと・老後のこと]
11/19の朝日新聞の「オピニオン」に載っていた生物学者の本川達雄さんの話。
体は使っていれば、すり切れてガタが来るに決まっています。生きているのも大変だし、エネルギーも余計に使う。だったら定期的にまっさらの新しい個体、つまり子どもをつくっちゃおうと。適当なところですっと消えて、子どもに譲る。そうすれば、「私」は次の世代として生きていくことになります。それが生物が続いていくやり方です。
生物学的には、人間も次世代を産む能力があるところまでが本来の部分で、老後は医療や科学技術が作り出した命です。子どもをつくって、子どもが暮らしやすい社会をつくるならいいのですが、現実には老後を支える膨大なお金やエネルギーは、若者が負担しています。お年寄りに優しい長寿社会は、裏を返せば若者いじめの社会なんです。親が生きながらえて次世代を圧迫するのは、まずいんじゃないでしょうか。生物学者として、私はそうした議論が可能だと思っています。
お肌のターンオーバーのように人類全体から見れば細胞に当たる「人」が入れ替わることによって、人類の安定が維持されているってことね。
この前知ったけれど40歳の異称は「初老」だし、信長のころは「人生50年」だったそうだし。
ということは、私もそろそろ本来の生物学的寿命を全うする時期
私は子どもを産んでいないので、『「私」は次の世代としていきていくこと』が出来ないのかしらん?
生物学的にはそうでしょうが、きっと人間なら生物学的以外の領域があるはず
(本川先生も、「生物学的」と限定して仰っているから)
つまり、医療や科学技術などの「知識」によって現代の人間にのみ与えられた、生物学的な寿命を越えた命の部分(老後)をどう生きるか、人間の「知恵」が問われているってことなのね。
そう考えれば、次の世代のことをも考えた行動をすることによって、『「私」は次の世代としていきていくこと』ができるようになるのかも。
であれば、子どもを産んでいない私は、産んでいる人たちよりもっと真剣に次の世代のことを考えたいと思う。
まぁ、自分のことで精一杯な私がこんな大そうなことを考えるのもなんですが
次の世代のことを考えた行動なんて、「下を育てる」など会社生活でもあることだし。
こんな私にも出来ることがあるはず。
働き続けないと [ 将来のこと・老後のこと]
新聞に『年金支給開始を68歳に引き上げる案を厚労省が提示』との記事が載っていました。
高齢者の働く場所の確保とセットで議論が必要なので、すぐにというわけではないそうです。
が、私が年金もらう頃には、支給開始年齢が遅くなっているか、支給額が減っているか、どちらか(どちらも?)でしょう。
と言うことは、歳とっても働き続ける方法を考えなければいけないのね。
だけど、働き続けることで若い世代の機会を奪うのも嫌だし。
何事も新陳代謝が大切だから、若い世代の機会を奪うのは自分の首を絞めるようなもの。
昔のやり方に引きずられる高齢者ばかりだと、革新は起きないだろうし。
将来の稼ぎ頭である若い世代が就職できないと、年金の素が先細る訳だし。
となると、歳をとったら今までの経験を生かしつつ、新しい分野に進むのがよさそう。
歳をとっても新しいことにチャレンジし勉強する。
ふぁ~、大変だ。
歳をとっても楽はできなさそう
で、私にはどんな経験があって、どんな新しい分野があり得るんでしょ?
辞めた後 [ 将来のこと・老後のこと]
今日は、東日本大震災から半年、アメリカ同時多発テロから10年の日。
震災はもちろん、同時多発テロの問題も、まだ解決には程遠い。
が、そのことを考えるには今日の私は疲れすぎ。眠い~。
色々やっている特番は、昨日のサンデル教授の番組を含めて全て録画予約。
疲れが取れたら見よう。
などとダラダラ過ごしていた私に、突然友達から「会社辞めます」メールが。
詳しいことは分からないけれど、来週で辞め、次は未定だそう。
私たちはもう、若い頃の勢いだけではお仕事を続けられなくなる世代。
体力の衰えを日々感じ、このまま続けるとどうなるかも大体分かる。
しかし、あの歳(私より上です)で転職って勇気あるなぁ。
(IT業界→ジュエリー業界と業界から変えた私が言うのも何ですが。)
まぁ、今の会社に残っても大変だし、変わるのも大変。
だったら、自分がやりたいと思う方向に進もうということらしい。
私は、せっかく変わったのにきちんとやりたいことやれているんだろうか?
私がダラダラしていると神様はすぐに「そんなことしていていいの?」サインを送ってくるわ
将来設計 [ 将来のこと・老後のこと]
昨日までの暑さでは、汗がちゃんと出ず体に熱が篭る感じだったので、今日は朝から
スポーツドリンクと本をお風呂場に持ち込んで、汗をかく練習。
持ち込んだ本は、プロサッカーの長谷部誠選手が書いた『心を整える。』
今年3月に発売、ベストセラーになった本だから今頃?って感じですが、友達がくれたので。
スポーツ選手だし、27歳と若いし、とあまり期待しないで読み始めたのですが、意外に
よかったです。
「心を整える」つまり、心を常に最大のパフォーマンスが出せるニュートラルな状態に
しておくための長谷部選手なりの方法が記載されています。
私の年代になると、どれもどこかで「聞いたことがある」内容。
けれど、私は「やっていない」。
この差はなぜ?
彼は、日本代表のキャプテンという普通じゃできない経験をしているから?
やっぱり、やり抜く根性が違うからかな?
読み進めていくうちに、これが差の原因かな?と思うことがありました。
長谷部選手は、将来は監督になりたいという希望を持っていて、そのための準備を
既に始めているんです。
キャリア設計が既に出来ていて、それを実現するために何が必要か冷静に考えている。
短期・長期の目標があり、しっかり現状分析もされ、実行計画も出来ている。
日本的な謙虚さ、礼儀正しさ、誠実さも随所に感じられるのですが、それと同じくらい
感じるのが、合理的な、経営者みたいな視点。
これだから、この本がビジネスマンに受けたのか。
自分のキャリア設計、将来設計はどうなんだ?と冷や汗が出てきた私です。
ローンはリスクなんだ [ 将来のこと・老後のこと]
今朝の朝日新聞に、たった1日住んだだけの新築住居を津波で失った方のお話が
載っていました。
家はなくなり、ローンだけ残るなんて。
これも自己責任と切り捨てられるのでしょうか?
首都圏でも、あちこちで液状化が起きているので、他人事ではないですよね。
阪神淡路大震災で家族が被災した友達(男性)は、
「被災したら再建が難しいマンションは、絶対買わない」
と言っていましたが、去年マンションを買いました。
結婚して、子供も生まれて、そうも言ってられなくなったとか。
私の周りの未婚の働く女性も、マンションを買っている人が多い。
年を取ると賃貸に入居しにくいとか、家賃代で家を買えるとかが、買う理由。
甲斐性がない私は家を買っていませんが、いつかは買いたいと思っていた。
しかし、もう一度しっかりリスク分析しないとなぁ。
震災は、色々な価値観を問い直す。