戦場を変える
友達のまーちゃんにもらった『図で読み解く!ドラッカー理論 』を2回ほど読んだので、
ようやくドラッカーの『マネジメント エッセンシャル版 基本と原則』を読み始めました。
『図で読み解く!ドラッカー理論 』を中学生の教科書としたら、『マネジメント』は大学生の
教科書。難し~い。ほとんど進まない。
しかも、『マネジメント エッセンシャル版 基本と原則』は1973年に刊行された
『マネジメント――課題、責任、実践』のエッセンスを、初心者向けに一冊にまとめた
本格的入門書だと。
これで、初心者向け入門書ですか...
第2章は「公的機関の成果」。
電力事業や、官僚なども公的機関。これはタイムリーな。
しっかり読まなくては。
そこでは、公的機関が予算型組織であることに起因する弊害が端的に説明されている。
元本が書かれた1973年って、第1次オイルショックの年でしょ。
その当時に、ことの本質を見事に看破しているなんて。やっぱり、すごい。
ただ、残念なことに処方箋を記述している箇所が私には理解不能なのだ。
自然的独占事業(電力事業など、その地域内において排他的な権利を持たざるを得ない事業)に必要なことは、企業が行っていることをすべて意識的に体系的に行うことである。
これが、自然的独占企業を、国有化するよりも民間のものとし、規制のもとに置くほうがよい理由である。(中略)規制機関を通じて表明される世論の力に従わざるをえないからである。
「企業が行っていることをすべて意識的に体系的に行う」って何?
その前では「企業のようにマネジメントせよというのは、まちがった処方箋である」だと。
分からないのは、私の頭が悪いから?翻訳のせい?ドラッカーの文章が難解だから?
自分の頭が悪い可能性に目をつむり、「柴田元幸さん、訳して~」言いたくなる。
(柴田元幸さん:アメリカ文学研究者、翻訳家→ pc link Wikipedia)
しかし、こういう専門書の翻訳本に読み辛いものが多いのはなぜだろう?
外国語の知識+専門分野の知識が必要だから、ハードルが高いのかな?
IT業界の技術本も昔はひどいものが多かった。今はどうなのだろう?
私に英語力があれば、IT技術本の翻訳をしていたなぁ。
技術者としてみれば平凡な知識でも、翻訳家としてみれば高度な知識になる。
ドラッカーの言う「既存製品の新しい用途を見つけることもイノベーションである。」に
通じる感じ
きっと重宝される翻訳家になれたと思うのだが、残念なことに私には英語力がなかった
「自分のスキルを活かすため敢えて戦場を変えてみる」という発想も人生には必要かもね。
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