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ひざかっくん [ 仕事の極意]
本棚を整理していると、学生時代にやっていた合気道の本が出てきました。
一応、段も取得しています。(ちょっと自慢)
一般的な合気道のイメージって、踊りみたいにクルクル回っているものかも。
おじいちゃんが、壮年の大男をクルクル振り回しているイメージ。
技をかけるところは相手が真剣に抵抗していないなぁと思う時もあります。
が、一旦技をかけてしまうと、相手を振り回すのは意外に簡単です。
相手が少しでも動いた後なら、慣性が働きますから。
特に、自分を軸として回転すれば、自分の移動距離は極小。
一方、相手は遠心力も加わって振り回される。
この時重要なのは、自分の軸を相手の軸に近づけること。
離れていると余計な力が必要なんです。
上手い人の技にかかると操り人形のようになるのでちょっと癪。
けれど、気持ちよく動いちゃう感じもある。
問題はどうやってそこに持っていくか。
合気道の技って色々ありますが、小さい力で大きな効果を発揮するのは、
『相手の関節を曲がりやすい方向に曲げる』方法。
子供のころにやった『ひざかっくん』のような技ですね。
( 『ひざかっくん』が合気道の技にあるわけではありませんが )
つまり、
- 相手が動く方向に力を添えて、相手を動かす。
- その間に、自分の安全を確保しつつ、自分の軸を相手に密着させる。
- 後は、自分の軸で動く。
要所(肘など)を押さえていれば、相手は勝手について来てくれる。
というのが、一番省エネな技になります。
日常生活でも、こういう技が出来る人がいますよね。
相手の動きを邪魔せず、懐に入り込み、自分のやりたいことを成し遂げる人。
相手も、利用されたかもと思うけど悪い気はしていない。
力任せ、ゴリ押しばかりなんて技がなさ過ぎです。
そんなんじゃ誰も動かないよ、と思うことが多い今日この頃です。
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タグ:人を動かす
こんにちは (^_^)
合気道は、ミステリアスなイメージがあります。
想像通り、奥が深そうです・・・
人を動かす際は、相手を利用することを考えなきゃ
いけないけど、なかなか、実践に移せません。
下には、常々、「上司は利用するもんだ!」とか、
偉そうに説いてはいるんですが・・・
by やまだ (2011-06-12 11:49)
>やまださん
「相手を利用する」。大切なことですよね。
人が一人で出来ることは限られていますから。
この時、自分の視点だけで考えるのではなく
相手の視点も忘れない。
これが、上手に「利用」できるかどうかの分かれ道。
最近、ようやくそれに気がつきました。
by ゆう (2011-06-12 19:26)