女の涙、男の涙 [ 仕事の極意]
週末にTVを見ていたら、海江田さんが国会で号泣したことをどう思うか質問していて、アラフィフくらいの女性たちが「かわいそう」と答えていました。
そうかしら?
私はちっとも海江田さんがかわいそうだと思わない。
海江田さんは辛い立場かも知れない。
しかし、泣いてしまっては思いつき(=感情)で動いて困ると海江田さんが思っているであろう菅さんと同じ。
私がそう思うのは、昔の職場で女性の先輩が泣き出し、男性の先輩が影で
「これだから女は困るんだよな。
泣かれたら、『何が正しいか』という議論ではなくなり、感情論になってしまう。
禁じ手だよ。」
と言っていた記憶があるからです。
その時、私の中で「感情的になる = 卑怯なやり方」という数式が成立してしまったので。
仕事をするからには、自分の感情から離れ、あくまで議論で相手を納得させないと。
これは、感情を持つなということではないです。感情を持たないなんて不可能だから。
ただ、自分の感情をも客観的に見られるようにならなければいけない、ということ。
そうしたら、相手にも感情があると分かるし、一方的に自分の感情を出すことがどんなに卑怯なことかが分かるはず。
私が海江田さんの彼女で、私しか居ない所で悔し泣きをしたなら、「よしよし。がんばれ、がんばれ」と思うかもしれない。
が、皆の前で泣いたら、「歯を食いしばれ!」と叫んでしまうと思うなぁ。
海江田さんだけでなく、菅さんも、谷垣さんも、石原さんも、最近の政治家は感情的に話をする人が多いですね。
それでリーダシップをアピールしているつもりかしら?
私は、リーダシップを感じないばかりか、不安になるだけなんですけど。
感情をコントロールできない人達が責任ある立場にあると思うと恐ろしい。
だって、好き嫌いなどの感情で重大な決定をする可能性がある訳でしょう?
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