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謝り方 [  ちょっとだけ気になる]

土曜日に初めて見たNHKの番組「週間ニュース深読み」では、
「丸刈りでおわび!?ニッポンの"謝罪"どう考える?」
というのをやっていました。
20歳のアイドルが恋愛問題に対し丸刈りで詫びたことに関する考察だそう。

番組では、日本人とアメリカ人の謝罪の違いを
●日本人は、相手の心情に訴えようとする
●アメリカ人は、問題を解決しようとする
と言っていました。

友達のパソコンにコーヒーをこぼして使えなくなった時、
●日本人は「ごめん、ごめん」と繰り返す。(人によっては何十回も)
●アメリカ人は、「いくらしたのか?」「まだ販売されているか?」「保証期間か?」などと聞く
 (アメリカ人が謝らないわけではないが)
という調査結果があるそうです。

確かに、私もコーヒーこぼしたらまず「ごめんなさい」と何回も言うだろうし、こぼされたら
相手にもまず「ごめんなさい」と言うことを求めると思います。

ですが、日本でもビジネスの世界ではそれだけではダメですよね。
心情的な部分も「誠意」という形で求められますが、「問題の解決」がないとダメでしょう。
なぜそうなったか、どうリカバリするのか、繰り返さないための対策、の説明が必要。
特に、取引相手からは絶対に「問題の解決」が求められるはずです。
しかし、ビジネスでも特殊な力関係がある場合や社内、またプライベートだと微妙かも。
まだまだ心情的な部分のウェイトが大きい場合もあります。
問題の解決は放置され、謝るだけで物事が終わってしまう。
そのため多くの場合、問題は繰り返される...

また、日本人は相手から罰せられる前に自らを罰することで謝罪するという傾向もあるそう。
普通は、どういう罰(解決策)が適切かは、謝罪する側が決めることではないですよね。
でも、自らを罰すると、罰(解決策)がそれで実質的に決まってしまうことも多い。
番組でも、「そこまでして謝っているのに、許してあげないなんてひどい」と周りが言うため、
謝罪される側が「許さざるを得ない」という面もあると言っていました。

これは、謝罪している側にもよくないことのように思います。
謝罪される側は、納得していないけれど周りから非難されるからと口をつぐんでいるだけ。
迷惑を受けた恨み+言いたいことも言えない恨みで、腹の中は煮えくり返っているかも。
その場は上手く収まったように見えても、将来に禍根を残していることになります。

謝る時って、どうしても自分のことばかり考えがちなんですよね。
しまった。どうしよう。どうすれば自分の傷が少なくてすむだろうか。
番組では「謝罪は相手のためにするもの」と言っていましたが、全くその通りです。
相手が本当に納得できる状態にすることこそが、謝ることの最終目的のはず。
難しいことだけれど、忘れないようにしなくちゃ。


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コメント 4

ChatBleu

難しいですねぇ。
会社での危機管理とかでシミュレーションとかやりますが、
何が正解か難しいです。
by ChatBleu (2013-02-10 21:11) 

みずき

でも日本人は謝るだけましかなぁって思う一方、
海外では謝ったら負けなのかなぁ、だから某国も
謝らないのかなぁって複雑ですね^^;
by みずき (2013-02-10 23:55) 

ゆう

>ChatBleuさん

「謝罪は相手のためにするもの」ならば、
相手の数だけ謝罪のやり方があるということですものね。
しかも、組織の場合、相手は複数だし。
難しい訳です。
by ゆう (2013-02-11 18:56) 

ゆう

>みずきさん

文化の違いは手ごわい問題だわ^^;
頑として謝らないという態度も、結局自分中心なんですよね
結局win-winの気持ちがあるかどうかが重要だと思います。
一人勝ちしたい人(組織)には、出来るだけ関わりたくないけれど、
そうもいかない時は大変ですよね-_-;
by ゆう (2013-02-11 19:04) 

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