得るもの、失うもの

年上の友達が、

「最近、音があると集中できなくなってきた」

と言っていました。
昔は周りの雑音を遮断し集中するためにイヤホンで音楽聴いて提案書考えたりしていたが、
今それをすると却って集中できないと。

確かに。
私も年々その傾向が強くなってきた気がします。
制作など手を動かす作業の時はBGMがあっても大丈夫だけれど、デザイン考えているときは
音楽を消すようになってきました。
昔は考えることに集中すると周りの音が消える感じがあったのに、今はうるさくて集中できない。
頭をフル回転させている時は、音楽を聞き流すというわずかな処理でも負荷になるみたい。

集中力が落ちてきているのかな？
それとも、頭の処理能力が低下しているからかしら？
やはり、老化現象？

一方で、「無音」状態が気にならなくなったというのもあります。
静寂を楽しめるようになったとでも申しましょうか。

若い頃は、誰もいない家に帰ってくると寂しくてすぐテレビをつけたけれど、
今は音がなくても気になりません。
音で何かを埋めるということがなくなったのだわ。

何かを失い、何かを得る。
人生って、よく出来ているわ。

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タグ：老化現象 音がうるさい 静寂

コメント 4

前回、名前を入れるのを忘れて書いた、退院おやじです。（失礼）
私もブログを作りたかったのですが、事故の後遺症で利き手の右手が
良く動かないのと、記憶や考える能力がすごく悪くなってるため、
今はコメント書きに専念してます。


静寂を楽しめるようになったのは良いことですね。
私も事故に遭う前は、ＳＯＮＹのウオークマンが好きで、
ヘッドフォンをとっかえひっかえ、聞き比べて楽しんでたものですが、
今は全然興味が無くなってしまいました。
音の違いに全然関心が無くなってしまったのは何故だかわかりません。
音の違いどころか、ウオークマンそのものに興味が無くなり、ほとんど
聞かなくなりました。

それでも日常生活には全然困らないので、健康な時はいかに無駄な
ことに時間と労力を使っていたかが恥ずかしくなってます。
これも、事故に逢って環境が大きく変わらなければ、気が付かないこ
とで、健康は失ったけれど、それ以外のたくさんのことを学んだような
気がしてます。

ところで退院してから、自由時間がたくさんあるので先日、京都の伏見
稲荷へお参りに行ってきました。
事故前から年２～3回は定期的に行ってたのですが、約6か月近い入院
のため、しばらくご無沙汰してました。
健康な時は、山の頂上まで行って帰ってくるルートを、約40分ほどでクリアしてましたが、事故後に初めて行くと、何と１２１分かかり普段の約3倍ほど時間がかかってしまいました。
やはり、体力が低下しているなあと実感しました。

帰りに京都駅前の電気店（ヨドバシカメラ）など、いろいろ見て帰ったの
で、少し疲れました。

何かおいしいものでも食べたかったのですが、食欲が無く断念。
入院中から、余り食べれなくなって、体重が10ｋｇ以上減っていたので
また次回のお楽しみにとっておきま～す。

by アルパカちゃん (2011-11-29 20:30) 

＞アルパカちゃん　（「さん」つけたらおかしいですよね^^;）

こんにちは。
前、NO NAMEだった方ですね。
コメントありがとうございます。

そうですか、そういうご事情だったのですか。
「なくしたものを考えるより、今あるものを大切に。」
言うのは簡単ですが、実践するのは難しい。
事故にあわれて、大変なことがたくさんあった（ある）と思います。
それでも「たくさんのことを学んだ」と言えるところにアルパカちゃんの強さを感じます。

アルパカちゃんに比べたら些細なことですが、私も前は出来たのに...ということが出てくる年頃になりました。
けれど、少しずつ歩めば何かしらの成果があるはず。
まさに、「継続は力なり」です。
この先、無理せず焦らず着実に進んでいけるといいですね。
アルパカちゃんも、私も。
by ゆう (2011-11-29 22:22) 

こんばんは。

コメント、ありがとうございました。
他の方からも、いろいろお言葉、いただき、感謝の極みです。
禁煙、がんばってみます！

by やまだ (2011-11-29 23:40) 

＞やまださん

こんにちは。

奥様、お子さんのためにも、ぜひ禁煙がんばってくださいね。

by ゆう (2011-11-30 18:36)