金メダルは純金じゃないよ、当然だけれど [ジュエリー]
ロンドンオリンピックで、女子柔道57キロ級松本薫選手が日本初の金メダル獲得です。
(って、私は国別メダル獲得競争をあおるマスコミの論調は嫌いなんですが)
闘志溢れる松本選手の姿を見ていると、すがすがしい気分になります。
こういう人が一番最初と言うのは、いいものですね。おめでとうございます。
松本選手は、試合後の「メダルを噛んで」というカメラマンの要求に、「噛むと歯形がついてしまうので、大切な人にみせてから」と断っていたらしいです。
と、これを聞いて私はぶっ飛びました。
噛むと歯型がつくほど柔らかいってことは、もしかして金メダルって純金なの?
だとしたら、相当重たいし、相当高価だわ~。
早速ネットで調べたら、やはり純金ではありませんでした。
オリンピック憲章とその細則では、金メダルと銀メダルはスターリングシルバー以上の銀製、銅メダルは銅製で、大きさは60mm、厚さ3mm以上、そして、金メダルは、純金が6g以上被覆していることと決めている。(日本ジュエリー協会(JJA)のHPより→★)
だそうです。
スターリングシルバー = シルバー925(シルバー92.5%と他の金属7.5%の合金)
被膜 = 金張りか金めっきのこと。どちらも、表面のみが金で、内部は金より安価な金属で構成される。金張りは金を物理的に圧着したもの、金めっきは電気的・化学的方法で金の被膜をつくったもの。金張りの方が金の厚みはある。
そもそも、金メダルを噛むゼスチャーをするのは日本人だけで、昔の日本では金の純度を確認するためにかじって歯型がつくか確かめたことに由来するらしい。さらにネットで調べたら、金メダルを噛むのは日本だけじゃないらしいです。
金を噛んで純度を調べるのは、日本だけではなかったらしい。(→★)
ジュエリーで18Kなどの合金を使用する理由の1つも、純金だと柔らかすぎるから。
(他の理由は、価格を抑える、色を変えるなどです。)
シルバーに金めっきか金張りで、歯形はつくんでしょうか?
やったことがないから分からないけれど、どうやらつかないらしい(→★)
オリンピックで金メダルとるような選手は、相当歯が強いのかもしれませんが
金メダルを噛むポーズって日本だけだったんですか?!
知らなかったー。
あれってどうかなぁと思っていたんですよ。
なんか、メダルを冒涜しているような気がしちゃって。
「噛むと歯形がついてしまうので」って断り方、スマートでイイなあ。
by ChatBleu (2012-07-31 21:00)
>ChatBleuさん
ごめんなさい。日本だけじゃないそうです。m(_0_)m
ネットの情報を鵜呑みにしてはいけないですね。
一番は、私の検索の仕方が悪かったのでしょうが。
そっか~。断るための方便ということもありえますね。
松本選手は野獣などと言われていて、この賢さ。
素敵だなぁ。
by ゆう (2012-07-31 22:24)