これも「バカの壁」? [ ちょっとだけ気になる]
ちょっと前に出ていた記事です。
地下鉄九段下駅の“バカの壁”撤去 都営・メトロ乗り換え時改札不要に東京都交通局と東京メトロは15日、地下鉄九段下駅(千代田区)で一昨年から進めていた都営新宿線とメトロ半蔵門線のホーム間の壁撤去が完了し、3月16日から乗り換え時の改札が不要になると発表した。
ホームは隣り合っているがこれまで壁のために必ず階段を上って改札を通過しなければならず、猪瀬直樹知事が“バカの壁”と呼んで撤去を提起。約12億円(都負担約5億円)をかけホーム約200メートルのうち約90メートルの壁を取り払った。
(産経新聞)
半蔵門線は時々使うので工事は知っていましたが、とうとう撤去が完了したんですね。
壁の撤去だけで約12億円もかかるんだ。
で、九段下駅の構造ってどうなっているんだっけ?
都営新宿線とメトロ半蔵門線のホームは下のように並んでいます。
----------- ホーム -----------
都営新宿線 本八幡方面行き電車→
←都営新宿線 新宿方面行き電車
----------- ホーム -----------
====== 壁 ======
----------- ホーム -----------
東京メトロ半蔵門線 押上方面行き電車→
←東京メトロ半蔵門線 渋谷行き電車
----------- ホーム -----------
同じホームになる都営新宿線新宿方面行き⇔メトロ半蔵門線押上方面行きの乗り換えは便利になりそう。
でも、路線図を見れば分かりますが、この乗り換えをする人はかなり少ない気がします。
他の乗り換えの方が圧倒的に多そう。
(たとえば、都営新宿線 新宿方面行き→メトロ半蔵門線 渋谷方面行きの乗り換え)
それらの乗り換えは、改札通過はなくなるけれど今までどおり階段の昇り降りは必要そうです。
これで約12億分の効果は出るんでしょうか?
気分だけで突っ走ったんじゃないですよね?
費用対効果は充分に検討されていますよね?
他のこと(例えばホームドア設置など)に使ったほうが有意義だったという結果にはなりませんよね?
これと似たようなことを、最近よく経験します。
自分にあまり関係ないことは、深く考えている時間がないのでちょっと聞いただけで判断してしまう。
そのため、後でちょっと考えるネタが出てくると、「あれ?」と思うことも。
(最初の判断が間違っていないこともありますが。)
「バカの壁」は、人が考えるのを止めてしまう壁のことを意味するらしいです。
(そのタイトルの本は読んでいないので、違うかもしれません。)
世の中が複雑になり、みなが忙しくなると、1つのことを深く考えている暇なんてない。
私たちは、実は相当なバカなのかも
ま、個人は自分のことを優先させるしかないですけれど、あまりチェックがゆるいとひどいしっぺ返しが来そうで怖い。
補正予算、大丈夫なんでしょうかねぇ...
何度か使ったことがあるはずですが、思い出せないーーー!
あのあたりは、どこもかしこも乗り換えが不便で遠いって
記憶しかなくって。
乗り換えている間に、隣の駅に着いちゃうよって思うこともしばしば。
「バカの壁」、会社の中にいっぱいあるような気がします(-_-;)
by ChatBleu (2013-02-20 20:25)
まさに「バカの壁」ですよ。
何度か外勤で使いましたが、すごく面倒でした。
試験的に壁を壊した時のニュースを見て、初めて
ホームが隣合ってたことを知り「バカの壁」って
思いましたもん^^
by みずき (2013-02-20 23:30)
>ChatBleuさん
東京の地下鉄は複雑すぎです-.-;
たしかに、会社の中にはどうしてこうなっているの?ということ
がいっぱいですよねー
by ゆう (2013-02-21 18:21)
>みずきさん
ホーム建設当時の状況が分かりませんが、ユーザーのこと
第一に考えてはいなかったでしょうね。
それを是正するのに12億!
是正でムダ金使うことにならないようにしないと。
しかし、最初にしっかりやらないとツケは大きいということですね。
ホント、規模が違うだけに補正予算が心配。
by ゆう (2013-02-21 18:29)