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ザルで水汲み|学び続ける力 [ 読んだ本・観た映画]
図書館で借りた本を読みました。
東工大で教えている話は既に別の本で読んでいる(→★)ので飛ばしました。
「はじめに」にあった池上さん(著者)のお父様のお話にはびっくり。
米寿を過ぎて体が弱り寝たきり生活になっても、枕元に『広辞苑』を置いて、少しずつ読んでいたとのこと。
私は米寿に比べればまだまだ若いのに...反省です。
ショーペンハウエルの読書論も紹介されていたのですが、これにもガツンとやられました。
読書は他人にものを考えてもらうことである。本を読む我々は、他人の考えた過程を反復的にたどるにすぎない。
厳しい...
読むだけではダメで、最後には自分の頭で考えられるようにならないと。
でも、考えるには材料(知識)が必要で、そのためには本を読まないと。
インプットとアウトプットの両方に気を配る必要がありそうですね。
その先のショーペンハウエルの言葉を、池上さんは
「読書はザルでの水汲みのようなもの」
と解釈しています。
読んだ時には感心しても、すぐ水(知識)はザルからこぼれる(忘れる)。
でも大量に水を汲んでいれば、少しは水がたまる。
読書とはそういうものかもしれない、と。
人一倍忘れる率が高い私は、できるだけ多く水を汲まないと
しかし、ショーペンハウエルさんはいいこと言いますね。
さすが有名哲学者です。
「100分de名著」で、取り上げてくれないかしら。
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ざる、ですかぁ・・・
表面張力で水が汲めるように頑張ります^^;
by みずき (2013-10-28 23:28)
もう、タイトルからして耳が痛い。
あと、ショーペンハウエルの言葉とそれに対して考えた池上
さんの解釈と。私も、どちらもガツンです。
大学のときに読んだ文学を読み解くための本に、『どんな内容も批判的に読む癖をつけること』、と書かれていたのをよく思い
出すのです。それも対策の一つですよね。ただ感心して鵜呑みにするより、あえて反駁することでこぼれにくくなるかも。
…なんて、でもこれも、ほんっとーにむつかしいです。
by Sheepster (2013-10-29 08:19)
こんにちは
広辞苑だけでなく、辞書も本も、積ん読になっています。お恥ずかしい限りです。反省です。ついつい、スマホやパソコンでネット検索、悪い習慣になる場合がありますものね。じっくりと読める書物、大切ですよね。
by 百合香 (2013-10-29 14:23)
>みずきさん
お~、さすがの理系の切り返しです。
そういう私にはない発想、素敵です。
by ゆう (2013-10-29 20:41)
>Sheepsterさん
池上さんも「ほんとうにそうかな?」と批判的に読むことを勧めています。
疑って読めば、結局はその通りと分かってもそれは自分で考えた結果ですから。
でも、「そうそう!その通り!」と読むほうが絶対に楽。
人の頭で考えているから。
考えるって、本当に面倒で、大抵は苦しい。
たま~に考えるのが楽しいという人がいますが、うらやましいです。
どうやったら、そのようになれるのか。
まだまだ考える経験が足りないのかな?
by ゆう (2013-10-29 20:48)
>百合香さん
積読、私も大得意です^^;
ネットにはネットの良いところがありますが、本にはネットにはないよさがあります。
どちらも良い所取りしたいなぁ、と思います。欲張りですが。
by ゆう (2013-10-29 20:51)
あー、確かに、ね。
最近、ものを書いても、誰かの真似になっているような気がします。
難しいわ。
by ChatBleu (2013-10-29 21:20)
>ChatBleuさん
まねをせず独自のスタイルを確立するのは時間がかかりますから。
難しい。
by ゆう (2013-10-30 19:51)