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口から食べられないとどうなる? [  親のこと]

この前、口から栄養が取れなくなると「胃ろう、鼻チューブ、TPN、点滴」をするか選択を迫られると教えてもらいました。(→
でも、その違いがよく分からないし、そう問われる時どのような状態なのかも分からない。
と友達に話したら、この本を紹介されました。

「平穏死」という選択 (幻冬舎ルネッサンス新書 い-5-1)

「胃ろう、鼻チューブ、TPN、点滴」については、P.85にメリットデメリット表があります。

この本に書かれた内容は友達の経験とかなり合致する部分が多いそうです。
友達は、「誰も最初から最後まで責任を持って関与してくれない」のが一番の不満だそう。
その理由の1つは、介護保険と医療保険は完全に分かれているため。
今まで担当だったケアマネージャーは入院した途端、担当でなくなる。
それでも色々やってくれたそうですが、保険が下りないということはあちらの持ち出し。
ただでさえ忙しいのに、本当に申し訳なかったそうです。
もう1つは、病院がベルトコンベア式に次の病院に回しているような感じだということ。
いま最善のことをしているのは分かるが、それが全体で見て最善なのか?という疑問。
でもその流れに乗るしかないというあきらめと、本当にこれでいいのかという迷い。

この本を読んでみて、彼女の気持ちが少しは分かりました。
「死」というタイトルが入っているので、正直わたしも最初はギョッとしました。
でも、両親も私自身も最後には「死」が待っているのはあきらか。
きちんとした情報と考えを持ったないと、圧倒的な力に流されることがよく分かりました。
著者はある1つの立場に立つので、全部鵜呑みはできません。
当然、他の立場の人の意見も聞く必要があります。
しかし、非常に正直に難しい問題に取り組もうとしている態度には好感が持てました。
そして、私を含む多くの日本人が、この難しい問題から目をそらしていることも実感。

著者の意見に共感できてもできなくても、現状を知るには役に立つ本だと思います。
私は、著者の意見には半分だけ賛成という感じでしょうか。
「自分の人生は自分で決めるべき」ですが、判断できなくなった時は誰が決めるべきか。
著者は、専門家である医者が責任を持って判断すべきという考えが強いと思います。
しかし、私は家族の納得感も大切だと思います。(でないと、後悔が残りそう)
もちろん、当人の意志を尊重して家族の都合優先にしないことが前提です。
家族は重い責任を負うことになりますが、責任を負わずして納得なんてありえないし。
だから、専門家の判断と家族の判断、2つが上手に合わさるのが理想ですね。
そのためには、いまのうちに充分両親の考えを聞いて理解しておかないと。
最後まで判断力が残っていて、家族の出番がないのが一番いいのですが。

しかし、私自身の時はさらに問題かも。
子供いないし。
さて、自分はどうしましょう[たらーっ(汗)]


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ChatBleu

私も自分がどうしたいのか、死んだあとどうしてほしいかとか
ちゃんと書かなくちゃって思ってます。

by ChatBleu (2014-02-02 21:30) 

みずき

まだ体力があって、不慮の事故で一時的に
呼吸機をつけたり胃瘻にしたりってのは
ありだと思いますが、80後半とかになったら・・・
要らないなって思うけど自分の親に対して
延命しないでくださいって言えるか自信がないです--;
by みずき (2014-02-02 22:37) 

ゆう

>ChatBleuさん

私もそうしなくちゃと思っています。
法的な拘束力はないそうですが、それがないと
全く考慮されないでしょうから。
by ゆう (2014-02-03 18:47) 

ゆう

>みずきさん

そこですよね。
私も今は全く自信がありません。
両親と充分話をして、自信が持てるくらいに考えを
聞いておきたいと思っています。
by ゆう (2014-02-03 18:49) 

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