「センスは知識からはじまる」を読む [ 仕事の極意]
胃の調子が悪くバテ気味なので、読書に励んでいます。
今回読んだのはこちら。
「くまモン」をアートディレクションした方の本です。
タイトルの通り、「センスは知識からはじまる」というのが作者の主張です。
センスは才能で、ひらめきからはじまると思っている人が多いでしょう。
否、やるべきことをやって、必要な時間をかければ、誰にでも手に入るというのです。
センスと言うと、まずは、ファッションセンス・美的センスなどを思い浮かべがちです。
しかし、仕事のセンスと言うように、センスはもっと広い範囲のもの。
著者は、
センスとは、数値化できない事象を最適化することである
と定義しています。
技術が進歩する時代とセンスが求められる時代は交互に来て、今はセンスの時代だとか。
センスの良し悪しが個人と企業の存続に関わる時代だそうです。
となると、ビジネスパーソンはぜひとも身につけたいものですね。
本では「センス」の身につけ方を解説していますが、私は次のことが核だと感じました。
知識・情報を収集する(王道は外さず、流行りも押さえる)
→ 共通項や一定のルールを見つける
→ 直面する問題にそのルールを適用して解決
IT業界では、共通項や一定のルールを見つけることを「抽象化」と言っていました。
抽象化とは難しい言葉ですが、要は「本質を抜き出す」という作業です。
これが出来るかどうかが、大きな分かれ目。
出来れば、次からはそのルールを当てはめるだけなので、仕事の精度が上がります。
出来ないと、毎回1から考えることになりますから、仕事の精度が上がらないのです。
「できる」と言われる人は、大体この「抽象化」をしているように感じます。
残念ながら私は、知識・情報を収集するだけで満足してしまうことが多いです。
(システム設計していた時は、もちろん抽象化はやっていたんですけれど...)
これからは、仕事のあらゆる面で「抽象化」を意識しなければ。
その他、色々気になる言葉がある本でした。
最近、そういうアプローチが流行りなのかなぁ。
情報を収集して分析してってやつ。
最近、そんなのばっかりです。
by ChatBleu (2014-07-10 20:18)
なんか分かる気がします。
頭の中の膨大な情報が、重なり合って
新しいひらめきになるって感じでしょうか。
知識は武器、って感じです^^
by みずき (2014-07-10 23:47)
>ChatBleuさん
変化が激しくて複雑な世の中になったので、仕方がないのかも。
前例踏襲は通用しないが、どうすればいいのか簡単には分からないですから。
ただ本当に重要なのは、情報収集・分析して、それをどう新しいものに生かすか。
なかなかそこまで行けません^^;
by ゆう (2014-07-12 19:36)
>みずきさん
年長者の経験が生きる時代がまた来るのかしら^0^
でも
・ 知識を集めるだけで、自分なりの整理をしない人
・ 新しい知識には無頓着の人
はダメそうですね^^;
by ゆう (2014-07-12 19:55)