庭をたたむ [ 親のこと]
先週末は、実家に帰って庭の整理の手伝いをしてきました。
母がもう庭いじりは出来ないと言うので、荒れないように整理しました。
母は庭いじりが好きで、ずっとこまめに手入れをしていました。
が、ここ数年はほぼ庭作業しておらず、とうとうこの日が来たという感じ。
作業しながら思い出したのが、むかし観たターシャ・チューダーさんの番組です。
ガーデナーとして有名なターシャさんが、自分亡き後を考えて庭を自然に戻していくお話でした。
母も自分亡き後を考えるようになったのかしら、と私はしんみり。
が、当の本人は
「もう重労働は嫌。これからは切り花や造花で充分」
とサバサバしているので、多分こちらの早とちり^^;
父は父でリビングボードを差して、
「これは大きすぎてもう要らない。捨てて代わりに自室のデスクを置きたい」
と。
日中はリビングだけで過ごせるように、コックピット化したい様子。
自分の体の変化に合わせて、生活を変えようとするのは良いことです。
年をとればとるほど変わりたがらないものだから、精神的にはまだ若いのかも。
でも両親ともに体力的には、既に自分たちだけでは出来ない状態なんですよね。
庭の整理も、母は「よきに計らえ」という感じで、子供たちが適当に作業ですし。
家具をリサイクルする方法も、父には分からない。(ネットが使えないから…)
子供たちがいて良かった!助かる!、と両親とも言っています。
しかし、私の老後は子供を頼るわけにはいかない。
(子供いないし、いたとしても頼りたくない)
自分の体がそれなりに動くうちに、人生の最終形に移行しておかないと。
精神的な若さに気を取られ、肉体的な衰えを見逃さないようにしないと。
両親を見ていると、60代のうちになんとか、と思います。
しかし、60代の時に、70代・80代の生活が想像できるかしら。
参考情報として、よく両親を観察しておかないといけませんね。